テレビの遺品整理特集に後押しされ、ようやく片付いた祖父の遺品

こんにちは、こころテラスです。このコラムでは全国の方からいただいた遺品整理の体験談をご紹介しています。(弊社にご依頼いただいた案件ではありません)今回は、テレビ番組を見たことがきっかけでおじい様の遺品整理ができたというエピソードをいただきました。

自分の断捨離に母も感心

最近、雑誌で風水の特集を読んで、突如、身の回りの整理整頓、断捨離をしたくなりました。思い立ったが吉日で、早速、家の中の断捨離を始めてみました。
これはいる、これはいらない、と必要か不必要かで家の中のものを分けていると、実は家の中の多くの場所が、不用品で占められていたのです。
不用品をほとんど捨てた我が家は、見違えるように綺麗に、そして広々としました。たまたま家に遊びに来た母は、すっきりとした家に驚き、感心しているようでした。
母は家の中をあちこち眺めたあと、「私もそろそろ実家の整理を始めたいのよね」と言いだしました。

遺品整理業者に依頼することに

実は母は、祖父の代から住んでいた家の遺品整理を以前から早くしたいと考えていたようでした。
「この間、テレビで遺品整理の特集をみたのよ。」と母が話を始めました。
普通に暮らしていても、遺品というのはかなり多くものが残ります。祖父の場合、祖父が使っていた介護用ベッド、布団などはすぐに処分はしたものの、あとのものはそっくりそのままだという話でした。
「そろそろおばあちゃんも、おじいちゃんの荷物を整理したいと言いだして。でも、荷物が多いから腰が重かったんだけれど、専門の業者の方もテレビに出ててね。」
テレビで遺品整理専門業者さんの存在を知り、祖母と母だけでは諦めていた重労働を任せられるかもしれないと希望が出てきたようでした。

業者さんは私が手配をすることにして、まずは実家の不用品の整理をすることにしました。
まずは、着なくなった祖父の洋服類の整理。洋服だけでなく、羽織袴までありましたが、女系家族の我が家では誰も着る人がいないということで、全てビニール袋にまとめました。
昭和の香りがする懐かしい洋服や、七五三に着てきてくれた一張羅など、思い出深い衣服も見つかりました。途中で祖母も話に加わり、整理の手を中断することもありました。
けれども、なんとか片付けて、業者の方には運搬していただくだけにすることができました。

買い取りサービスも利用しコスト削減

そして、雑誌類。祖父の趣味であった「無線と実験」というようなマニアックな分厚い雑誌がかなり多くの場所を占めていました。
全部捨てるのは忍びなかったようで、祖母は何冊か手元に残していました。そして、他は全てビニール紐でくくりました。歴史全集なども思い切って処分することにしました。中古本の買い取りサービスにインターネットから予約を入れて、ダンボールに詰めていきました。
買い取っていただいた分、コストを抑えることができました。

残していくもの

結局、母や祖母が最後まで捨てずにとっておくと決めたものは、祖父との思い出の品でした。手紙類や、祖父が集めていた古い切手、切符類。それは私も口を出さずに黙って見ていました。その思い出の品を見るときの母のキラキラした目や、楽しそうに語る祖母の様子、そして二人が話す思い出話で心がほっこりとしました。

人は誰しもいつかは旅立っていくもの。大切なものや、そうでもないものも雑多になっているものをそのまま残して生きていくよりも、ある程度整理をする期間を設け、身辺を片付けることで、これからの人生も故人との思い出に包まれ有意義に過ごせる気がします。
何より、整理しながら語られた思い出話は、遺品整理をしないと出会えないものだったかもしれません。

実家もすっきりと片付き、そして、母とも祖母ともとても温かい、満たされた時間を過ごすことができました。

温かい体験談をお寄せいただき、ありがとうございました。
遺品整理専門業者の存在というのはまだまだ知られていないのかもしれませんね。高齢化が進んだ現代、ご遺族だけで遺品整理をするのは難しい場合も多いと思います。こころテラスでは、ご遺族に変わって丁寧に遺品整理をいたしますので、どうぞご相談ください。

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