今回は亡くなられた弟様のお姉様からのご依頼です。お母様と同居されていた弟様がお母様が亡くなられた後に残って一人暮らしをされる事に。月日が経ち、元気にしているか顔を見に尋ねても絶対家に入れてくれず不可解に思っていた所、弟様が救急車で運ばれたとの連絡が。必要品を取りに家に入ったところゴミ屋敷になっていたのをその時気づかれたという案件です。弟様が片付ける事を頑として聞き入れてくれずそののままの状態に。その入院されていた弟様が先日亡くなられ、相続をされたお姉様2人がこのままでは家賃の無駄払いになる為なんとかご自身で片付けようと試みられたとの事ですが、挫折され当社にご連絡いただいたという案件です。
玄関はゴミがあまり無いように見えますが、実は床一面ビールの空き缶が積み重なっていたとの事で、お姉様お2人で2~3日かけて何とか床が見える状態にされたとの事です。ただその作業でご自身達だけではもう限界だと思われたとお聞きしましたが、なるほど他の部屋を見るとそう思われるのが納得できる物量でした。
お客様のご要望は
①家財の全撤去
②賃貸契約書の探索
③写真の取り置き
④印鑑などの貴重品の捜索
以上です。
この部屋は段ボール等が積み重なり、中に何が入っているか全く分からない状態です。中に捜索物が無いか全て確認した結果、通帳と印鑑を見つけることが出来ました。
キッチンです。お酒とタバコをかなり好まれていた様で、大量の空き缶が床に積み重なっており、流しの中には吸い殻が山のように積もっています。下の収納を開けるとよくある光景ですが、大量の梅干しの瓶が漬けた時と同じ状態で収納されています。
冷蔵庫は中身が入ったままブレーカーを落とされたようで、中を開けてみると臭いも見た目も強烈な状態になっています。また空き缶と共に大量の殺虫スプレー、殺虫缶が出て来た事から夏場どのような状態であったか想像するのは容易だと思われます。実際いろいろな所から害虫の死骸が大量に見つかりまた段ボールや袋の中には生きている物が多数見受けられました。
ここで主に生活されていたとのことですが、大量の新聞紙と雑誌が積み重なっています。奥のガラス戸の真ん中付近の高さまで積み重なっておりました。
隣の部屋も同じ位の高さにゴミが積もっています。
ゴミの堆積で押し入れの中を確認することが出来ない状態でした。中にはお姉様達の卒業アルバムや懐かしい写真がしまわれており、お渡ししたところ大変喜んで頂けました。
作業終了後、「長い間抱えていた肩の荷が降りて本当にホッとしました。あと、最初から連絡していればあんな苦労をしなくて済んだのに」と玄関の片づけの苦労を思い出されて苦笑いをされていました。
性別 女性 年齢 60歳代
当社のサービスはいかがでしたでしょうか?
良い
理由
とても親切で有難うございました。